2025年8月1日
家の中で生活をしていると、足音や話し声など様々な音がどうしても出てしまいます。
音が大きくなると、隣や下の部屋に届いていないか心配になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は「音を響かせない対策法」をご紹介いたします 。
防音には音を跳ね返して床や壁を通さなくする『遮音』と、音を吸収して部屋の中の反響を抑える『吸音』、この2つの対策を組み合わせることが大切であるとされています。
なぜ片方の対策だけではなく、組み合わせることが大切なのかというと、『遮音』だけでは部屋に音が反響してしまい、また『吸音』だけでは部屋の中の音は静かになりますが外へ漏れてしまうためです。
◎音の問題は家の構造や性能に大きく左右されますが、その中でも最も悩みが多いのではないかと考えられる「壁」「窓」「床」の3つの対策方法についてご紹介していきます。
壁はテレビの音や話し声などが伝わりやすいです。
音が伝わるのを和らげるためには、テレビと壁の間にメラミンスポンジを置くと良いでしょう。
スポンジはテレビより大きい物にするとより効果的です。
また、部屋に「家具を置く」ということも対策になります。
例えばソファなどの家具があれば、その分、音が吸収されるので何もないシンプルな部屋よりは音を抑えることができます。
窓から外に漏れてしまう音の対策にはカーテンが効果的であり、ただ掛けるのではなく窓を囲って隙間を塞ぐことで音が漏れにくくなります。カーテンレールが二重になっていたら、部屋側のカーテンの一番端を窓に向かって折り、窓側のカーテンレールに付けましょう。遮音カーテンを使用すればより効果的です。
フローリングは、はだしで歩いた時の「どすんどすん」という音や、スリッパで歩いた時の「パタパタ」という音など、歩くだけで足音が響いてしまいます。
お勧めは、「違う素材を重ねて二重にして敷くこと」です。
例えば、100円ショップなどで手に入るジョイントマットの上に絨毯を敷くと良いでしょう。
また、防音カーペットはそれ自体が異なる素材を重ねているので、防音カーペットだけでも効果的です。
さらに簡単な対策としては、不織布など柔らかい素材のスリッパを履き、低音域の音を出さないという方法も効果的です。
静かな時間が持てるというのも一つの贅沢かもしれませんね。