おうちで美術館!-作った作品を壁に飾ろう1

2023年12月1日

「作り上げる」ということは、根気のいる作業ですが、完成すると達成感がありますよね。
「できた」という自信にもなり、その結果としての「作品」。
家で作品を鑑賞するには、どのようにすればいいのか、少し考えてみましょう。

  1. 軽いものを短期間飾る
  2. 額装して飾る
  3. 作品の寿命

軽いものを短期間飾る

額装などしていない軽い作品は、画鋲で止めてしまうのが一番手軽だと思います。
ただし、画鋲を使用すると作品に穴が開いてしまうのがたまにきず。
作品そのものに穴を開けないためには厚紙などの台紙を貼るのも一つの方法です。
台紙を使うことで作品そのものが丈夫になります。

作品裏に直接、粘着タック(練りケシのような粘着剤)を使うのもおすすめです。
軽く練って作品の裏に貼り、壁に密着させるだけなので簡単です。
長期間の展示には向きませんが、壁や作品に負担をかけないですむのが大きなポイントです。

プラスチックのピンタイプもありますね。

額装して飾る

ちょっとした作品も額縁に入れると見栄えがします。
作品にぴったりのサイズの額縁を用意するのもいいですが、マットをいれると一段と豪華になります。
マットは2枚一組の厚紙のようなものですが、厚さは5㎜ほどあります。
2枚のうち片方に作品サイズの「窓」を開けて使います。
マットカッターがあれば自分で切ることもできますが、固いうえに慣れないと失敗しやすいので、画材屋さんに作品を持参して切ってもらうのが確実です。

作品をマットに固定するときも、作品を傷つけたくない場合は工夫が必要です。
三角の袋(コーナーポケット)を使用するか、額装用のテープを使用しましょう。
ホコリの舞う場所や食堂では、作品の保護目的でアクリル板をいれておくのがよいでしょう。

☆壁に飾る方法は、次回ご紹介します

作品の寿命

残念ながら、作品には寿命があります。
直射日光で退色するインクもありますし、保存箱の材質によっても劣化します。
堅牢と言われる油絵も、湿度の高い日本では保管中にカビが発生することがあります。
作り方(描き方)によっては、絵の具が紙面からボロボロ崩れ落ちることもあります。
作品と長く付き合いたいとお考えでしたら、絵の材料・技法にもこだわり、保存方法を研究されることをお勧めします。

ももちゃん