LEDに交換できる蛍光灯とは?

2022年10月1日

電気代や寿命を考えると、今の蛍光灯をLEDにしたい…と思う人は多いはず。
形とワット数が同じの蛍光灯型のLEDに交換できればお手軽ですよね。
でも、ちょっと待って!
今使っている蛍光灯の器具に、使用できないLEDもあるんです。

簡単そうでややこしい…

蛍光灯は器具の中に安定器というものがあり、こことの相性が悪いと使えません。
ラピッドスタート形(FLR)・インバータ形(FHF)の場合、安定器を取り外さないとLEDは使えません。
そして、安定器の取り外しには電気工事士の資格が必要なので蛍光灯型のLEDを入手するだけでは既存の器具は使えません。

電気工事なしにLEDが使用できる蛍光灯は、グロースターター形のみです。
蛍光灯には直管だと「FL」、円形の場合は「FCL」と書かれています。
点灯管があるということが一番の特徴です。
LEDには、ダミー用点灯管が付属でついていることがあるので、説明書きをよく読んで器具にセットしてください。

  • 白熱電球の器具については、口金が合えばLEDにできるものがほとんどです。
  • 蛍光灯には微量ですが水銀が含まれています。使用済みの蛍光灯は割らないように気をつけて処分しましょう。

なお、蛍光灯の器具にも寿命があります。
またLEDといっても蛍光灯の器具であっては、パフォーマンスが落ちるといわれています。
すでに長期間使用している器具については、器具自体をLEDのものに買い直すことも検討されてみてはいかがでしょうか。

ももちゃん