マイホーム計画-図面の見方

2023年3月15日

図面の見方-建築図面をはじめて見る方へ

自分たちの家を建築するとなると、とてもワクワクしますよね。
打ち合わせを重ねていくことは、ふわっとした理想をしっかり形にするという工程そのものだと思います。
今回は、図面の特徴などをお伝えしていきたいと思います。

1.平面図

建物を床面から1~1.5mのところで横に切り、それを真上から見たときに見えるものを書き込んだ図面です。
設計の際には、100分の1や50分の1の図面がよく使われます。
図面の寸法は、壁の中央を基準にして書かれていますが、実際には壁の厚みがあります。
通常、外壁は実寸15cm、建物内部の間仕切壁(耐力壁ではない壁)は10cmで書きます。
たとえば、図面上では91㎝の奥行きがあるクローゼットも、実際は85㎝程度になります。
建具については、代表的なものをいくつかご紹介します。
※なお、建具記号はいずれも100分の1の記号です。

開き戸

扉の軌跡を描いているため、開く方向が分かります。

引違い窓

上から見た図では、窓の高さは分かりません。
もし、図面に「掃出し」と書いてあれば、床まである大きい窓だとわかります。
腰高は成人の腰くらいの高さに設けた窓です。

FIX窓

はめ殺し窓とも呼ばれます。
開閉できない窓のことです。

2.立面図

建物の外観を、それぞれの方向から描いた図面になります。
普通は東西南北の4つからなります。
家の高さ、地面から1階の床までの高さなどが分かります。
屋根については、形状・勾配・軒の長さなどの情報も確認しましょう。
また、立面図では窓の形状・大きさや位置がよく分かります。

3.電気図面

平面図に電気の配線などが書き込まれた図面です。
よく使用される記号を3つ紹介します。

コンセント

黒い部分が壁と接するように書きます。
コンセントの種類によって、横に数字やアルファベットが書き添えられます。
「2」とあるものは、2口コンセントです。

シーリング

天井からシーリングライトをつるす際の引っ掛けシーリングです。

スイッチ

スイッチそのものは、図面では●の記号です。
スイッチから、照明器具に線が伸びています。
スイッチが、どの照明と対応するかを確認してください。
基本的には部屋の扉近くにありますが、2ヶ所から操作できるようにしたい場合は3路スイッチを採用します。

他にも家の設計には数多くの図面がございますが、今回は打ち合わせによく使われる図面に絞ってご紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。

ももちゃん